クエルボテキーラメーカーのベクレ、利益低迷を受けて売上高見通しを縮小
[メキシコ市 4月28日 ロイター] - 世界最大のテキーラ生産会社であるメキシコの蒸留酒製造会社ベクレ(CUERVO.MX)は、売上高の最初の3カ月で利益が低迷したことを受け、2023年の売上高の伸び予想を下方修正したと幹部が木曜日に明らかにした。年。
人気のテキーラ「ホセ・クエルボ」を製造するベクレ社は現在、年間成長率を1桁台後半と予測しており、2月の見通し「1桁台後半から10台前半」から下方修正している。 幹部らは決算会見で、慎重に事業を進めていきたいと述べた。
フェルナンド・スアレス・ジェラルド最高財務責任者(CFO)は「われわれは、第1・四半期についてすでに分かっていることを踏まえ、為替中立ベースでの残りの業績については慎重になりたかっただけだ」と述べた。
ベクレは今週、物価上昇が為替レートの悪影響や高インフレ、中南米のサプライチェーン問題を和らげることができず、第1・四半期純利益が10%近く落ち込んだ。
幹部らは金曜日、メキシコなどでの最近の物価上昇の影響を評価するには時期尚早だと付け加えた。
同社は金曜日、本日後半の株主総会で最大20億ペソ(1億1100万ドル)の自社株買いプログラムを開始することと、1株当たり0.49128ペソの現金配当の支払いを提案すると発表した。
午後の取引では、ビークルの株価は5%近く下落した。
メキシコシティに本拠を置くBecleは、ホセ・クエルボ家のテキーラのほか、クレエンテ、400コネホス・メスカル、ストラナハンズ・ウイスキー、スリー・オリーブ・ウォッカ、ブードルズ・ジン、クラーケン・ラムを販売している。
業界はスピリッツのボトルに使用されるガラスの長期にわたる不足に苦しんでいるが、ビークル幹部らは、こうした状況は緩和されつつあるようで、2023年の残りの業績への影響は限定的になるだろうと述べた。
ベクレのメキシコ・ラテンアメリカ担当マネジングディレクター、オルガ・リモン・モンターノ氏は「われわれはまだ危機を脱していないが、今年はサプライチェーンが原因で当社のポートフォリオのパフォーマンスに大きな影響はないと考えている」と述べた。
(1 ドル = 17.9925 メキシコ ペソ)
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